シチュエーション
仕事の終わりに
上司や同僚が一日の仕事を終えたときに、「ご苦労さまです」と言います。これはその日の労働を評価し、感謝の意を示すためです。
プロジェクトの完了後
プロジェクトが無事に完了したとき、関係者全員に対して「ご苦労さまです」と言います。これは長期間にわたる努力と成果を称えるためです。
イベントの後
イベントの準備や運営に関与した人々に対して、「ご苦労さまです」と言います。これは彼らの努力と貢献を認識し、感謝するためです。
サービス業での使用
レストランやホテルなどのサービス業では、客が帰るときに「ご苦労さまです」と言うことがあります。これは客の訪問を評価し、感謝の意を示すためです。
スポーツの試合後
コーチやチームメイトが試合後に選手に対して「ご苦労さまです」と言います。これは選手の努力とパフォーマンスを称えるためです。
問題がある言葉
ご苦労さまです
問題点は何か?
目上の人に対して使う
「ご苦労さまです」は、基本的に目上の者から目下の者に対して使われるねぎらいの言葉です。
したがって、目下の人が目上の人に対して使うと、失礼に当たることがあります。
社外の方に対して使う
「ご苦労さまです」は、社内のカジュアルな挨拶としての印象が強いです。そのため、取引先や顧客など社外の方に対して使うと、オフィシャルなシーンでの使用としては失礼にあたる可能性があります。
同僚や同等の立場の人に対して使う
「ご苦労さまです」は、他者を敬い、その人の「苦労」をいう語です。そのため、同僚や同等の立場の人に対して使うと、上から目線のニュアンスが含まれてしまい、不適切と感じられることがあります。
新人が使う
新人が「ご苦労さまです」を使うと、上から目線に聞こえてしまう可能性があります。
新人であれば、「ご苦労さまです」を使うような機会はまずないということを覚えておくとよいでしょう。
「お疲れ様です」との混同
「ご苦労さまです」と「お疲れさまです」は、似たような意味で使われますが、使い方には違いがあります。
特に、「お疲れさまです」は一般的に、先に退社する人への挨拶としても使われており、日常的に「お疲れさま」と声を掛け合うような、カジュアルな職場もあります。
しかし、「ご苦労さまです」は、目上の者から目下の者に対して使われるねぎらいの言葉であるため、これらを混同すると問題が生じることがあります。

言い換えた言葉
「お疲れ様です」
一般的には、同僚や同等の立場の人に対して使われます。
また、先に退社する人への挨拶としても使われています。
「お疲れ様でした」
仕事や作業が終わった後に使われる表現です。
これは、その人の労働をねぎらう意味があります。
「お手数をおかけしました」
他人に何かを頼んだ後や、他人が何かを手伝ってくれた後に使われる表現です。
「お世話になりました」
他人に助けられたり、世話になったりした後に使われる表現です。
「ご協力ありがとうございました」
他人が協力してくれたことに対して感謝の意を示す表現です。
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